2006年06月20日
MISTER CACAOのマスクマンワールド第1回 YN・中村之洋さん編(Part 1)
◆◆◆
某月某日、三重県にあるプロレスマスクミュージアムにお邪魔してきました。
工房スタッフの方々に温かく迎えられました。

代表の中村氏と初めて会ったのは十数年前?精悍に日焼けされ引き締まった身体が印象的で、細くて筋肉質なイメージでした。
その時、自作のタイガーマスク(確か銀ラメに赤い模様の二代目タイガー?)を見せてもらいました。彼は既に選手用のマスクを縫い始めていたものの、素人とは思えない完成度の高さに驚いた記憶があります。
ミル・マスカラスのマスクについてもいろいろと質問されましたが、自分のほうがまだ覆面(マスク)の知識があまり無くて困ったものでした(笑)。
ご自身の工房も立ち上げられて、プロになられてからは会場で顔をお見かけするようになり、最近では個人的にお会いする機会も増え、長い時間(時には朝方まで)マスクの作りや国内外のマスク職人についての話題なんかを話すようになりました・・。

以降、中村(中)、MISTER CACAO(CA)。
CA:最初に作ったマスクは何でした?
中:中学二年生の頃、プロレスアルバムの表紙を見て「ミル・マスカラス」を作ろうとしましたが、断念してしまいました(笑)。
CA:高校生の時、「ザ・プロレス」に載った「豊島氏」の型紙を使って母親にマスクのベースを縫ってもらいました。
ジャージの生地がどこに売っているかわからなかったので、学校の体操着をバラした記憶があります。もちろんその後もう一着買いましたが。
で、初めて手にしたマスクは何になりますか?自分は高校二年生の時に通販で黒ジャージの「ブラックマン」と金ラメの「ミル・マスカラス」をOJISAN企画の豊島氏に製作してもらったのが手にした最初のマスクになりました。六千円と八千円だったかなぁ?タイガーマスクは高くて買えなかったですね。学校サボッて試合も観に行かないといけなかったですし・・(笑)。
中:自分の場合はOJISAN製のIIIマークタイプですね。兄の紹介でタイガーマスクの職人さんが豊島氏だという事がわかり、その豊島氏にお願いして菅原さんという副社長の方の製作されたマスクでした。
CA:作る上で何かこだわりとかありますか?
中:もともとマスクコレクターなので、手元に届いた人に喜んでもらえるものを製作していくということですね。
CA:なるほど。作品を見ればその気持ちが感じられます。自分はマスクをかぶる側でもあるので、選手が格闘(闘い)に使うという事を前提に考えてますね。作る側としては徹底的にこだわりたい。しかし納期のある注文ばかり・・・残業や徹夜は当たり前。そういうところはお互い苦しいですよね。
生地を無理に分厚い二重にしてあったりすると試合中窮屈だし、呼吸もしにくいんです。実際、試合直前まで脱いでいたい為チャック式のマスクで試合をしている選手もいますよ。
中:紐通しの穴を減らしてくれという注文される選手はいますね。
CA:試合が終わると早く脱ぎたいんですよ選手は。紐穴が多いと自分で準備時間もかかりますし・・・選手は紐穴なんか数えませんから。でも少なすぎるのも困りますけどね(笑)。
さて、選手に納品前のマスク(MISTER CACAO製)をここに持ってきてみました。

中:MISTER CACAO製の特徴は紐通し部分が立体であるという部分なんです。
CA:自分自身、特に意識したことはないですけど・・。
中:後頭部の曲線に合わせて立体になっているので、平面に置いても立体感があるんです。そういうマスクはメキシコではプエブラ製(アレハンドロ・ロドリゲス氏が復活?してから)とIMAI製(1998年頃から)、そしてMISTER CACAO製だけなんで す。
MISTER CACAO製の愚乱浪花の試合用マスクを手に入れた時にはもうそうなっていましたし、MISTER CACAO製がこの製法の最初になるんですよ。もちろんその技術はうち(YN工房)も取り入れています。他の職人さんのマスクは平面に置けばペッタンコになりますから・・・。
CA:いつからかと言えば思い出せませんが、安居君(元CACAOの職人で現在は「カミロボ」創始者、http://www.kami-robo.com/ 一流の造型師でもある)がいた頃かな?
彼はCACAO(CACAO PLANNING)唯一の社員でしたし、当初は二人で選手納品用のCACAO製マスクを縫ってましたから。
もともと造型技術があったので、マスクを作るうえでもかなり影響を受けましたね。彼のCACAO時代の作品群は凄いですよ(笑)。
味と言うより覆面作りに持ち込んだ技術が素晴らしかった。ステッチなんか縫っているうちにうまくなりますし、時間さえかければ丁寧で綺麗なマスクは誰でも作れますから。自分の中ではCACAO全盛期を支えた伝説の職人さんですね(笑)。
そう言えば、1999年に製作したMISTER CACAO製の「MIL MASCARAS」の試合用公式マスク(数枚しか存在しない)も多分その仕様になってるでしょうね。
次回に続く・・・・・
某月某日、三重県にあるプロレスマスクミュージアムにお邪魔してきました。
工房スタッフの方々に温かく迎えられました。

代表の中村氏と初めて会ったのは十数年前?精悍に日焼けされ引き締まった身体が印象的で、細くて筋肉質なイメージでした。
その時、自作のタイガーマスク(確か銀ラメに赤い模様の二代目タイガー?)を見せてもらいました。彼は既に選手用のマスクを縫い始めていたものの、素人とは思えない完成度の高さに驚いた記憶があります。
ミル・マスカラスのマスクについてもいろいろと質問されましたが、自分のほうがまだ覆面(マスク)の知識があまり無くて困ったものでした(笑)。
ご自身の工房も立ち上げられて、プロになられてからは会場で顔をお見かけするようになり、最近では個人的にお会いする機会も増え、長い時間(時には朝方まで)マスクの作りや国内外のマスク職人についての話題なんかを話すようになりました・・。

以降、中村(中)、MISTER CACAO(CA)。
CA:最初に作ったマスクは何でした?
中:中学二年生の頃、プロレスアルバムの表紙を見て「ミル・マスカラス」を作ろうとしましたが、断念してしまいました(笑)。
CA:高校生の時、「ザ・プロレス」に載った「豊島氏」の型紙を使って母親にマスクのベースを縫ってもらいました。
ジャージの生地がどこに売っているかわからなかったので、学校の体操着をバラした記憶があります。もちろんその後もう一着買いましたが。
で、初めて手にしたマスクは何になりますか?自分は高校二年生の時に通販で黒ジャージの「ブラックマン」と金ラメの「ミル・マスカラス」をOJISAN企画の豊島氏に製作してもらったのが手にした最初のマスクになりました。六千円と八千円だったかなぁ?タイガーマスクは高くて買えなかったですね。学校サボッて試合も観に行かないといけなかったですし・・(笑)。
中:自分の場合はOJISAN製のIIIマークタイプですね。兄の紹介でタイガーマスクの職人さんが豊島氏だという事がわかり、その豊島氏にお願いして菅原さんという副社長の方の製作されたマスクでした。
CA:作る上で何かこだわりとかありますか?
中:もともとマスクコレクターなので、手元に届いた人に喜んでもらえるものを製作していくということですね。
CA:なるほど。作品を見ればその気持ちが感じられます。自分はマスクをかぶる側でもあるので、選手が格闘(闘い)に使うという事を前提に考えてますね。作る側としては徹底的にこだわりたい。しかし納期のある注文ばかり・・・残業や徹夜は当たり前。そういうところはお互い苦しいですよね。
生地を無理に分厚い二重にしてあったりすると試合中窮屈だし、呼吸もしにくいんです。実際、試合直前まで脱いでいたい為チャック式のマスクで試合をしている選手もいますよ。
中:紐通しの穴を減らしてくれという注文される選手はいますね。
CA:試合が終わると早く脱ぎたいんですよ選手は。紐穴が多いと自分で準備時間もかかりますし・・・選手は紐穴なんか数えませんから。でも少なすぎるのも困りますけどね(笑)。
さて、選手に納品前のマスク(MISTER CACAO製)をここに持ってきてみました。

中:MISTER CACAO製の特徴は紐通し部分が立体であるという部分なんです。
CA:自分自身、特に意識したことはないですけど・・。
中:後頭部の曲線に合わせて立体になっているので、平面に置いても立体感があるんです。そういうマスクはメキシコではプエブラ製(アレハンドロ・ロドリゲス氏が復活?してから)とIMAI製(1998年頃から)、そしてMISTER CACAO製だけなんで す。
MISTER CACAO製の愚乱浪花の試合用マスクを手に入れた時にはもうそうなっていましたし、MISTER CACAO製がこの製法の最初になるんですよ。もちろんその技術はうち(YN工房)も取り入れています。他の職人さんのマスクは平面に置けばペッタンコになりますから・・・。
CA:いつからかと言えば思い出せませんが、安居君(元CACAOの職人で現在は「カミロボ」創始者、http://www.kami-robo.com/ 一流の造型師でもある)がいた頃かな?
彼はCACAO(CACAO PLANNING)唯一の社員でしたし、当初は二人で選手納品用のCACAO製マスクを縫ってましたから。
もともと造型技術があったので、マスクを作るうえでもかなり影響を受けましたね。彼のCACAO時代の作品群は凄いですよ(笑)。
味と言うより覆面作りに持ち込んだ技術が素晴らしかった。ステッチなんか縫っているうちにうまくなりますし、時間さえかければ丁寧で綺麗なマスクは誰でも作れますから。自分の中ではCACAO全盛期を支えた伝説の職人さんですね(笑)。
そう言えば、1999年に製作したMISTER CACAO製の「MIL MASCARAS」の試合用公式マスク(数枚しか存在しない)も多分その仕様になってるでしょうね。
次回に続く・・・・・
Posted at 20:21:56 | ミステル・カカオのマスクマンワールド | コ:- | ト:0
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